伊賀市議会決議 来年市長·市議選同日に

緊急会議を開いた伊賀市議会は10月17日、議員18人が提案した「伊賀市議会議員一般選挙を伊賀市長選挙に併せて同時に執行するための措置を講ずる」決議案を全会一致で可決した。
決議文には「令和７（２０２５）年３月に執行予定の市議会議員一般選挙を令和６（２０２４）年11月に執行予定の市長選挙に併せて同時に執行するための措置を講ずる」とあり、「前回の市長選挙と市議会議員選挙を同日選にした場、約３２００万円を削減できた試算もある」とし、「過去には住民自治協議会から同時選挙に関する請願等が提出されており、昨年度実施した地域意見交換会において、約８割の地域から同時選挙賛成の意見もいただいている」ので「将来にわたっての経費削減と投票率の向上を図るため、同時選挙を行うべきである」と表明している。
この日の採択には、定員22人のうち、福岡正康議員は欠席、中岡久徳議員は退席した。議長は採択に加わらないので、出席者全員（19人）が賛成し可決した。
今後は市選挙管理委員会が市長選の日程を決定し、公職選挙法により市議会は、その前40日以内に自主解散の手続きをとるものとみられる。現在の市長の任期は２０２４年11月20日。市議会議員は２０２５年３月31日となっている。