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「さようなら原発」集会 3・11を忘れない

東日本大震災から13年を迎えた3月11日、原発にさようならし、自然エネルギー中心の社会をつくろうと訴える「第13回さようなら原発3・11集会in名張」(さようなら原発名張の会主催)が、赤目町丈六の赤目ほんまもん広場で開催され、震災発生時刻の午後2時46分、参加者約60人がキャンドルを手に犠牲者を悼んで黙祷した。
角谷英明会長は「原発は海辺にある、冷却水がふんだんにあるから。事故があったら船で逃げれば良いと言いながら、正月能登の大地震では、海底が隆起して港が無くなった。どこにも逃げ場がない。エネルギー問題の前で風化しているような原発が、身近な問題になった」と挨拶の後、赤旗関西総局長・深山直人さんによる「原発・大逆流とゼロへの展望」とする講演と、その後参加者によるディスカッションになった。
深山さんは、今回の能登半島地震により「動いてなくて良かった志賀原発」「つくらなくて良かった高屋原発(珠洲市高屋地区)」を実感を持って語った。またエネルギー問題の前では、原発やむなしの「大逆流の風潮に未来はあるのか」のテーマで、「見えない廃炉」「行き詰まる廃棄物処理」「核燃サイクル」といった本質的に原発が持っている「トイレの無いマンション」状況について話した。
昨年12月ドバイで開かれたCOP(気候変動枠組み条約締約国会議)において「原発発電を3倍に」宣言を指示したアメリカ、日本等23か国に対し「再エネを3倍に」宣言は120か国が賛同。原発は拒否され採択文書は「2030年までに再エネを3倍に」と明記された世界の状況を解説。その後質疑応答が続いた。
会場の壁面には、会員が持ち寄った原発関連の新聞等が張られ、特に「つくらなくて良かった高屋原発」の記事が目を引いた。一方、暗い話ばかりではなく「各地で広がるエネルギーの地産地消」では、「地域を挙げての小水力発電への取り組み」などもパネル展示されていた。
世話人の浜本孝江さんが「今日展示している資料は皆さんが持ち寄ってくれたもので、熱心な気持ちが伝わるものばかり。こじんまりしていても、若い人たちに来てもらいながら集会を続けたい」と話した。今回の参加者約60人、昨年の50人より増えていた。

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