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なばりのええとこ見つけ隊!パンフレットにまとめたよ

名張市立名張小学校(布本肇校長)では3月3日、児童が「名張のええとこ見つけ隊」の隊員となり、旧町のええとこを探検。子どもたちが、その成果をパンフレットにまとめ発表した。
「なばりのええとこ見つけ隊」は、名張小学校の地域学習(名小版なばり学)の活動チームで児童全員430人と教職員40人が隊員。令和4年度の1学期に、職員がフィールドワークをして学年ごとに1年生は「川」、2年生は「時節に合わせて」、3年生は「まつり」、4年生は「祭りや行事」、5年生は「産業」、6年生は「歴史」のテーマを設定し、2学期から歩き始めた。自分たちの目線で素敵なところを見つけ、タブレットで写真も撮った。そして自分たちの言葉で発信したのが、今回完成したパンフレット。
パンフレットはA2八折りで、観光協会のガイドブックとサイズも折り方も合わせた。1年生は「名張川」と「城下川」、2年生は「名張音頭」と「乱歩公園」、3年生は「獅子舞」と「神輿」、4年生は「町おこし」と「伝統行事」、5年生は「賛急屋」と「奥田ゴールドファーム」、6年生は「宇流冨志禰神社」「藤堂家邸・太鼓門」と「はなびし庵」が学年ごとにまとめた「ええとこ」。それぞれにQRコードがあり、読み込むと子供たちの解説動画を見ることができる。
発表は6年生の4人が代表して解説した。6年生は「校区にある歴史発見~謎解きフィールドリサーチ~」と名付けて校区内にある様々な歴史を発見するために、普段見慣れた街並みをもう一度観察しながら歩いた。例えば、藤堂家邸扌太鼓門扌江戸川乱歩生誕の地扌はなびし庵扌えびす神社扌愛宕神社扌やなせ宿扌宇流冨志禰神社(能楽)扌サンロードをチームで協力してリサーチした。実際に歩いてみて分かったことは「名張のまちには、歴史がいっぱい」ということ。
発表した廣嶋遼太郎さん、上島優杏さん、木村翠さん、黒田伽歩さんは「パンフレットは名張の人に見て欲しい」「名張を知らない人に知って欲しい」「名張にいても自分の町を知らない人に知って欲しい」「愛宕の火祭りは、昔大火があってそれを防ぐために毎年行われているのが興味深い」「宇流冨志禰神社には日本でも数少ない能面があって凄い」「サンロードのアーケードが無くなるのが寂しい」等など多くの学びや感想を話していた。
パンフレットは表が「ええとこ」の解説と案内、裏面がマップとなっている。300部印刷し、今月中旬から市役所や観光協会、協力店などに配布される。印刷には名張地区まちづくり協議会が全面的に協力した。
布本校長は「子どもたちが町を歩いてくれたら町が元気になる、と地元の人が喜んでくれたが、子供たちにとっても、住んでいる人に親切に話してもらえたことは、とても大切なことだった」と意義ある成果を話していた。