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「名張川のいきもの展」自然を大切にするきっかけに

名張市立図書館(桜ケ丘)の1階ラウンジで「名張川のいきもの展~名張川ミニ水族館~」が開かれている。名張川の生き物に関するパネルと水槽による約10点の展示が行われ、身近な自然を手軽に味わうことができる。
展示されている魚は、ドジョウの仲間、ヌマエビの仲間、ナマズ、オイカワ、川の綺麗さの目印になるというサワガニ等。身近な魚たちだが、間近に水槽で見るとどれも美しい。意外と高齢者に人気が高く、水槽を一生懸命覗きこみ、砂に潜るサワガニを探していた旧町から来た70代の夫婦は「図書館に本を返しに来たら丁度展示をやっていた。自分たちが子供の頃は、こんな魚がいっぱいいた懐かしい。改めて見ると、オイカワって綺麗な魚やね」と嬉しそうに話していた。名張小学校1年生の男子児童は「お父さんとたまに魚釣りに行くので、また行きたくなった。川では時々ナマズを見ることがある」と教えてくれた。
展示を担当した「木津川上流管内河川レンジャー」の須藤怜さん(43)は「名張の子どもたちは、自然が身近にあるのに触れる機会が少ないように思う。この展示を見て親と一緒に、身近な自然を楽しむ機会になれば」と話した。図書館の山口館長は「名張川の景観もずいぶん変わった。地元の川の生き物を子供たちに知ってもらい、綺麗な名張の自然に親しみを持ち、大切にしないといけないことを学んでくれれば」と話した。