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アマゴの稚魚を放流 改装中の「赤目滝水族館」

名張市の景勝地・赤目四十八滝の入り口にある「日本サンショウウオセンター」で3月9日、子どもたちがアマゴの稚魚を水槽に放流するイベントが行われた。同センターは周辺環境に住む川魚や両生類、コケなども展示し渓谷の魅力を展示する「赤目滝水族館」に改装中で、川魚を水槽に放すことで、サンショウウオセンターから水族館にイメージチェンジを図るプレイベントでもあった。
この日水槽に放ったアマゴの稚魚は約50匹、名張川漁業協同組合が用意した。滝川のアマゴから採卵し1月頃ふ化したもの。漁協の担当者によると大きくなると30㌢を超えるという。漢字で書くと「天女魚」、美しい魚なので渓流の女王と呼ばれる。
参加した子供たちは、地元の小学生と園児ら15人。水槽のバックヤードからカップに入った稚魚を、そっと流し入れた。渓谷の水の入った水槽は擬岩で出来ているので、稚魚は渓谷の中にいるような様子で元気に泳いでいた。
水族館飼育主任の朝田光佑さんは、「アマゴは17度以上になると育たない。赤目渓谷の水は、真夏でも15度以下。水族館の水は渓谷から引き入れているので、川魚にとっても良い環境が保たれる」と話していた。
参加した重森千花ちゃん(錦生赤目小2・8)は、「小っちゃくてかわいかった。大きくなるのを楽しみに、また見に来たい」と話した。赤目水族館は4月20日オープン予定。