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卒展兼ねた作品展 名張青峰高校美術部展

三重県立名張青峰高等学校の「美術部展~3年次生卒業制作展&1・2年次生作品展」が3月9・10日の2日間、イオン名張店(元町)3階リバーナホールで開催された。
会場にはペン画、油彩画、水彩画、アクリル画、日本画、デジタル等など表現方法も多彩な作品43点が展示され、自由で伸び伸びとした明るい画風の展覧会場となっていた。卒業制作展でもある3年次生は3人で26点、2年次生は2人で7点、1年次生は4人で10点出展した。
精緻でしっかりした造形のペン画を多数出展している、3年次生の鈴木芭奈さんの作品は、記者が過去にも目にしていて、その個性が印象に残っている。特に「角」と題した作品は、名張市美術展で教育委員会賞を受賞した見事な作品。鈴木さんに進路を聞くと、芸術系大学に進学して日本画を学ぶという。その理由は「日本画は線を大事にするというので学びたくなった。日本画には独特の色が沢山あるので、それも勉強したい」と意欲を込めて話した。他の2人の3年次生は、1人は大学の美術系に進学し研鑽を積み、もう1人は語学を活かして国際的に活躍する学部に進学するが、絵は一生の友にするとのことであった。
この他、名張市美術展で岡田文化財団賞を受賞した、1年次生の岡田柚沙さんの「樹林」を始め、春からの活躍が予感される意欲的な作品が、伸び伸びと会場に展開されていた。美術部顧問で美術科教諭の西田礼子先生は「展覧会は、企画から運営まで全て部員が進めました。3年生はリーダーシップの勉強にもなりました。途中色々ありましたが、いい展覧会になったと思います。多くの人から良い感想もいただきました」と安堵と喜びの表情で話していた。