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名張青峰高校美術部展 14人の力作40点

県立名張青峰高校を3月1日に卒業した3年生美術部員9人の作品を中心に、1・2年生部員5人を加えた総勢14人の力作が展示された「名張青峰高校美術部展~カラフルなボクらのメモリアル~」が21日まで、イオン名張店リバーナホールで開催され、多くの見学者で賑わった。会場には100号の油絵をはじめ、水彩画・アクリル画・イラストレーション・デッサンなど40点。いずれも美術部での活動の成果を発揮した素晴らしい作品ばかりで、中でも、3年生が高校生活の総決算として描き上げた作品は、卒業制作展として見ごたえがあった。また、会期中来場者企画として、来場者の夢や願いをパレットに見立てた台紙に張って行く共同制作は、来場者から好評であった。
先日卒業式を終えた部長の井上楓さんは、自分の思いや考えを人に伝えるのが苦手であったが、高校時の2人の先生のお陰で話ができるようになり、対話の大切さを教わったことから、感謝の気持ちを込めて、2人の先生をモデルにF4号「対話」(油彩)を描いたという。また、F100号の「これからの青い日々よ。」(油彩)は、青を「可能性の色」と捉え、自分の中にある可能性の大きさを青い桜で表現した。高校生活3年間の中で、絵に触れてきたことに刺激を得てきたという井上さん。4月からは京都の大学でデザイン関係の勉強をし、絵画も続けていきたいと話した。同校美術部顧問の西田礼子教諭は「今回は生徒自身が企画運営を行った作品展である。コロナ禍で大変な時代を過ごした生徒たちであったが、特に3年生がよく頑張り、精いっぱいの作品展ができたと思う。これからも頑張ってほしい」と、卒業生にエールを送っていた。