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国宝四大絵巻物 複製で公開〜青山讃頌舎

故穐月明氏が生前集めた「信貴山縁起絵巻」「伴大納言絵巻」「鳥獣戯画」「源氏物語絵巻」の国宝の四大絵巻が精巧な複製で一般公開されている。(公財)伊賀市文化都市協会主催、伊賀市ミュージアム青山讃頌舎(伊賀市別府)秋の特別展は、ほとんどの人が教科書でしか見たことがない四大絵巻物を一堂に展示し、楽しんでもらおうとして企画されたもの。
これらの絵巻は、平安末期の作で、表現が豊かで見る人をひきつける。展示場の壁面には、絵巻の時代背景や登場人物、動物などの会話などを漫画風に説明しているパネルが掲げられ、わかりやすく、おもしろく見ることができる。また、「鳥獣戯画」のところでは、描かれている動物を当てるクイズなども出題されているなど、四大絵巻物が身近に感じられるよう工夫を凝らしている。明氏の長男である館長の大介さんは「四大絵巻物が揃うというような機会は滅多にない。父が苦労をしながら収集したものである。時間の流れと空間の広がりが一枚の巻物に描かれている絵巻物を一人でも多くの人に見てほしい」と語っている。
なお、明氏の絵画も、絵巻物展示の雰囲気に合うようにと、普段はあまり見られない作品が展示されている。
展示期間は11月12日から12月19日で10時から16時30分。料金は一般300円(高校生以下無料)ワークショップやギャラリートークも開催予定。予約及びお問い合わせは(公財)伊賀市文化都市協会、電話0595・22・0511まで。