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新春謡曲仕舞大会 2年ぶり開催

1月23日、桔梗が丘市民センター(桔梗が丘6)において、「第35回新春謡曲仕舞大会」が、コロナ感染拡大防止の対策を講じながら開催された。
観阿弥創座の地、名張における能楽振興と地域文化の発展をめざし、昭和62年に結成された「名張能楽振興会」が主催。毎年1月に開催しているが、昨年はコロナ禍により中止。2年ぶりの開催となった。同振興会は、現在「桔謡会」「邦謡会」「名張幽風会」の3団体からなり、26人の能楽を愛する人で組織されている。また、今回は設立15年になる「名張こども能楽囃子教室」の子どもも、昨年7月から稽古をしてきた練習の成果発表の場として参加した。名張能楽振興会会長で名張幽風会主宰の尾本頼彦さん(81)は「今年開催できて嬉しい。能はイタリアのミュージカルだと思う。若い人にもっと能に興味を持ち、能のすばらしさやおもしろさを知ってほしい」と話した。演奏を終えた子どもたちに話を聞くと、太鼓を担当した財津明宏さん(名張中2)は、「太鼓に興味があり小学生の時に習い始めた」。笛と太鼓を演奏した妹の奈央さん(比奈知小4)は「お兄ちゃんのかっこいい姿にあこがれて」。野木彩萌さん(比奈知小5)は「学校で能楽のチラシを見て興味が沸いた」。辻内紗月さん(百合が丘小3)は「おばあちゃんが笛をやっていたので幼稚園のころから始めた」とそれぞれ緊張した中にもホッとした表情を見せていた。