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4年振りの七夕まつり 旧町に夏の風情

名張市の旧町に7月1日、七夕祭りが帰ってきた。4年振りの七夕祭りで賑わったのは上八町。初瀬街道沿いには、背の高い七夕飾りがずらりと並び、多くの人出で昔の繁華を偲ばせていた。
上八町区長の山下明則さん(69)は「60年前から七夕祭りが始まったが、当時は通りの7~8割は商売屋さんであったので、それはそれは賑やかだった。コロナ禍で4年振りの開催になったが、待ちに待った感じで、外に出たい気持ちが溜まっていたのが良く分かる。4年前やそれ以前に比べても、こんなに沢山の人が来てくれたのは初めてで有難い。旧町の夏祭りのトップバッターだったので、景気づけになって良かった。梅が丘小学校にもチラシを持って行ったが、先生も協力して配ってくれた。おかげで、こんなに子ども達が来てくれたのも嬉しい」と語った。
江戸時代の面影を残す名張市文化財の梅田家住宅と、その前の空き地がメイン会場で、そこにキッチンカーが6台出店していて、どれも賑わっていた。七夕飾りの短冊を見ると、家内安全や無病息災に混じって、世界平和と書いてあるのも多く、戦時下を心配している人が多いのだと分かった。
山下区長に「今日の人出は?」と聞くと「主催者発表で1500人!」と元気に応えてくれた。