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名張市 宇流冨志禰神社で夏越の大祓い

名張市の宇流冨志禰神社(平尾)で6月25日から始まった「茅の輪くぐり」は30日の「夏越(なごし)の大祓」で、今年の前半の区切りを迎えた。多くの参拝者が連日輪をくぐり、心身を清めて災厄を祓い無病息災を祈った6日間、この大祓で年の後半も無事過ごせるようにと祈りをつなぐ祭りである。
大祓では、氏子や崇敬者の人々約50人が茅の輪をくぐった後本殿に上り、宮司の祝詞に頭を下げた。人々は本殿に上がる前、人型の紙に名前を書いて神職に渡していた。宮司は1人1人の名前を読み上げ無病息災を祈った=写真。その間人々は神妙に頭を下げていた。途中で人型がそれぞれに返された。人々はそれを手に持ち、腰や膝など、具合の悪いところをさすったのち、再び宮司に返し、祝詞が続いた。これで今年前半の厄が払われ、後半に向かっての祈りがなされた。以前は大祓いの後、皆で茅の輪を燃やしたこともあったそうだが、今年は翌朝撤収するとのことであった。
大祓の行事を終えた中森孝榮宮司は「多くの皆さんにお参り頂いた。皆さんの今年の後半が無事で無病息災であるように」と話しながら、汗びっしょりだった。多くの参拝者の名前を読むのは、大変気を遣う作業であったようだ。