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錦生赤目小学校長・谷口雅彦さん

子ども大好き!校長先生

昨年はコロナに揺れた1年であった。学校もまた、史上初の全国一斉休業が実施され、子どもたちの生活にも大きな影響を与えた。今年こそ、子どもたちにとっていい一年になりますようにと、「子ども大好き」元気な校長さんを訪ねた。統合して7年目を迎える錦生赤目小学校の谷口雅彦校長である。昭和36年名張生まれ、高校卒業後、ふるさとを離れ他県の大学に進学。下宿生活をする中、人情味のある名張の良さを実感したと言う。

最初の一歩
高校の教員であった父親が、夜中にテストの採点をし、アドバイスを書いている時の笑顔が忘れられないと言う。小学生の時見た父親のあの姿に憧れ、「自分も教員になりたいと思った。」と谷口さんはにこりとしながら言う。
最初の赴任地は、四日市市立笹川西小学校(現笹川小学校)。児童数1000名を超えるマンモス校。児童の健康教育の実践研究に力を入れており、子ども達は真冬でも半パン・半袖で生活していた。授業研究を始め、何事にも厳しく温かった校長や先輩教職員の指導があったからこそ、今日の私があると、懐かしそうに当時を振り返る。
ふるさと名張に戻った最初の勤務校は、開校したばかりの梅が丘小学校である。当時は学年2クラスであったが、毎年児童数が増加し、5年後受け持った6年は5クラスにもなった。修学旅行では、バスを1列に連ねると,先頭と最後尾では時間に開きができるので、2グループに分けて実施する程であった。その後、つつじが丘小学校を経て、名張市教育委員会や三重県教育委員会に勤務し、県内の多くの教職員の指導にあたった。

学校統合を経て
錦生赤目小学校は、平成26年、錦生小学校と赤目小学校が統合し、今年で7年目を迎える。統合当初は、地域性や校風等の違いにより、子ども達も戸惑いを見せていた。しかし、それぞれの学校の良さを受け継ぐとともに、保護者や地域住民の理解と協力により、今では楽しい学校生活を送っている。中でも、錦生自治協議会や赤目まちづくり委員会など、多くの人が朝のあいさつ運動や子どもの学習支援活動などに積極的に参加していただいていることは、錦生赤目小学校の誇りであり、大変ありがたいと谷口さんは自慢する。

自立した子ども達
未だ先が見えないコロナ禍であるが、こんなときだからこそ、ぜひ子ども達に伝えたい事があるという。今まで実施してきた学校行事ができない。1年生を迎える会、プール開き、運動会など、いろんな行事を通して、子ども達は、考え行動しリーダーとして成長する。だが、昨年はそういった行事はほとんどが中止せざるをえなかった。校長として子どもの可能性を伸ばす行事ができないというのは大変残念である。しかし、これで下を向く谷口さんではない。コロナ禍だからこそ学べるものがある。「自分の命は、自分の健康は、自分が守る」「手洗い・消毒・マスク着用・検温を自分自身が進んで行う。安全・安心を自ら作り出していける日常的に自立した子ども、それが錦生赤目小学校の目指す子どもです」「どの子も素直で、明るく、元気な子ども達です。私はそんな錦生赤目小学校の子ども達が大好きです」と、はっきり言い切った谷口さんの目は輝いている。そして大人に怒る。「コロナウイルスに感染した人に対しての誹謗や中傷は絶対あってはならない」と。
谷口さんの趣味は、スポーツ観戦。駅伝・ラグビーなど、休日はテレビ観戦に忙しい。 中でもプロ野球は時々球場にも足を運ぶ程のファンである。応援している阪神が勝った日は、日ごろの疲れもふっ飛ぶ。もう一つの趣味は、旅行である。それも、青春18きっぷでの鈍行旅行らしい。途中の駅で下車し、写真を撮ったり、温泉に入ったり、気ままな旅。でも、今は忙しくてなかなか行けない。コロナが終息し、時間ができれば行きたい。

思い出の先生
最近嬉しかったことも聞いてみた。3年に1度、小学校6年を担任していただいた先生を呼んで、同窓会をしているが、錦生赤目小学校の校長に着任した時に、お祝いとして、その先生が撮った赤目滝の写真を頂いたことである。小学校の時から教員になりたいという夢を実現し、校長として着任したことを、50年近く経っても覚えていてくださった担任の先生。「赤目の宝は四十八滝、錦生赤目小学校の宝は子どもたち」。先生の言葉を思い出す。応援していただいている先生に、感謝の気持ちでいっぱいである。毎朝、校長室に飾ってあるその写真を見、決意を新たにして日々の教育活動に励んでいる。

人を育てる
最後に、若い先生に言っておきたい事を尋ねた。これからの時代は、自分の経験や学んだことが通じない事も多い。絶えず研修をし、どんな変化にも対応できる柔軟な思考と行動を大切にしてほしい。また、1人でできることには限度がある。多くの人と力を合わせ、物事に取り組むことが必要である。そのためには、人との出会い、人との繋がりを大切にしてほしい。大変なことも多い教員生活。でも教育は人を育てる大切な、そして夢のある職業である。

保護者・地域とともに
コロナ禍の中、先が見えない不安、いつ子どもたちが罹患するかという不安、目に見えないウイルスとの戦いの中での学校経営。しかし、これらの不安を払拭し、戦いに勝利する日が来ることを信じている。大好きな子ども達の未来が明るいものになるように、教職員・保護者・地域の人々が一丸となって子どもの達のために活動している錦生赤目小学校への限りない愛。そして、令和3年丑年が子どもたちにとっても、大人にとっても平和で輝くすばらしい年になるようにと、「子ども大好き」元気な校長さんの熱く語った思いが今も心に残っている。

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