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「生命の駅伝」伊賀から名張へ

がんの診断方法の研究開発や医療従事者を支援するための募金、検診による早期発見と治療の重要さを訴えながら、三重県内全29市町村を駆け巡る、第28回「生命(いのち)の駅伝」が15日三重大学をスタートし、20日伊賀市から名張市へと走り継がれた。
この駅伝は、がんで右足を失ったカナダの青年が、カナダ人一人一人から1ドルをがん治療のために寄付してもらおうと、義足で毎日フルマラソンを走り募金を訴え続けた。彼が亡くなってからその遺志を受け継ぎ、平成7年松阪市で始まった「テリーフォックスラン」。14年前に「生命の駅伝」と名称を変えながらも、「がんと闘っている人を励まし、がんの早期発見・早期治療」を推進していくための募金活動を続け、今年で28回目を迎えた。
この日、実行委員のメンバーや駅伝ランナーは、午前9時前に伊賀電鉄忍者市駅前広場(上野丸之内)に集合。駅伝実行委員会代表の上村眞由さん(79)の「病の人たちを応援する気持ちを胸に、これからも一緒にがんばろう」のエールの後、10人の駅伝ランナーは大きな字で「命」と書かれた黄色の旗を背に、岡波病院、伊賀市役所、上野市民病院、名張市役所、寺田病院、名張市立病院へと約30㌔の道を沿道の声援に応えながら堂々と走り切った。