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ひやわんが日本料理に まちの活性化に協力

名張市中町の日本料理店「花いかだ」で、ご当地キャラクターの「ひやわん」に因んだ「ひや笑笑(わいわい)ランチ」の提供が3月1日から始まった。
名張地区まちづくり協議会(豊岡千代子事務局長)の「隠(なばり)ひやわん倶楽部」は、日頃から名張の活性化のため、交通安全運動やイベントで、ひやわんと共に活動している。また、知名度を上げるため、今までにひやわんを饅頭にした「ひや饅」、パンにした「ひやパン」を販売しているが、今回はその第3弾の企画。
倶楽部から話を持ち掛けられた店主の田中孝昌さん(62)は、「名張の町を盛り上げるのに協力できれば」と快諾。直ぐにメニューを考えたという。
田中さんは奈良の老舗「奈良ホテル」で、日本料理を30年以上手掛け、料理長を務めていた。定年退職後の2021年に現在地で開店し、本格的な日本料理を提供し続けている。
「ひや笑笑ランチ」は会席料理なので、前菜から始まり、さしみ、地元食材を使った冷たい「ひやわん」、炮烙に入ったグラタン風卵料理の「3種の伝宝焼」、「ひやわんこ蕎麦」、ひやわんの首にかかっているかたやきに因んだ「おこげかたやき風」、小吸物椀、香乃物と続き、最後は果物などがキラキラしたデザート「宝石」で閉じる。価格は3331円(税込)。2日前までに予約が必要。
メニューは、ひやわんに言葉架けして色々頭の中を巡らしながら、楽しんで考えたという。ひやわんの誕生日は、名張で能を旗揚げした観阿弥と同い年という設定になっている。1333年生まれで、価格も年代の逆さ読みで設定した。
田中さんは「名張に住みながら、奈良にずっと通っていて地元に目をやる機会がなかった。定年退職後、この地でお店をさせて頂きながら、歴史や暮らしを知っていくと、ますますこのまち町の素晴らしさを感じている。お役に立てると嬉しい」と話した。「なばり愛いっぱいの花いかださん、これからも一緒に協力してだ~こ!」とひやわんが呼びかけていた。
昼食メニューの営業時間は、午前11時30分~午後3時(ラストオーダーは2時)、夕食は午後6時~10時(ラストオーダー9時)。昼食の懐石料理と夕食は2日前までに予約が必要。言葉遊びのような「江戸川ランチ」とか「隠前寿司」というのもある。お問い合わせ先は日本料理「花いかだ」(0595・42・8507)まで。