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プラネタリウムがやって来た! 第6回星空観察会

名張市の蔵持市民センター(三瀬幸綱センター長)と地縁法人美旗まちづくり協議会(田畑博会長)・児童育成部は合同で、「みんなに届け! 満天の星!! 移動プラネタリウムがやってくる!」を1月6日、名張市立蔵持小学校の体育館で行った。「世代に関係なく、満天の星を一緒に眺めて過ごす温かな時間と体験を、より多くの子どもたちと親御さん、地域の人々に届けたい」という思いが、両地区合同の開催につながった。1回40人の定員で3回上映したが、120人の定員に対して、蔵持地区・美旗地区だけでなく、市内全域からの申し込みがあり、3回とも満席となった。
プラネタリウムを設営し解説するのは、亀山市の天文愛好家グループ「坂下星見の会」(瀧本麻須美代表)。空気で膨らませた直径7㍍、高さ4㍍のドームに入ると、中は広々して、1回の公演40人には余裕。初めの30分は主に冬の夜空の解説。オリオン座、おおいぬ座、ふたご座、おうし座、ぎょしゃ座など冬の主な星座を案内し、オリオン座のべテルギウズと大犬座のシリウス、小犬座のプロキオンの3つの1等星を結んで冬の大三角や、ふたご座のポルックス、プロキオ、シリウス、オリオン座のリゲル、おうし座のアルデバランの6つの1等星を結んでできる豪華な冬のダイヤモンドを瀧本さんが解説すると「ほう」と感嘆の声。全天一面に星座絵をばっと表すと大きな歓声に包まれた。この星座絵も瀧本さんが描いたもの。30分ほどの解説の後は15分間ほどの宇宙旅行。3D眼鏡をかけて136億光年彼方の宇宙の果てまで旅をして、無事に地球に戻った時には安どのため息が漏れた。
いつも星空観察会に参加している50歳の女性が「宇宙の広さは、計り知れなくて怖いくらい」と話し、隣にいた坂下星見の会のスタッフが「その広い宇宙を、人間は小さな頭の中に入れて考えることができます」というと、周りから小さな拍手が起こった。ワークショップで星空ストラップ作りもあり、一人一人オリジナルなデザインで、子どもたちが喜んで作っていた。
瀬センター長は「思っていたより大きな行事になったが、皆さん喜んでくれてよかった。秋のセンター祭も多くの人のお陰で成功した。これからも地域のために発信していきたい」と話した。