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プロのオーケストラと共演 名張高校吹奏楽部

プロのオーケストラであるミュージックセラピーオーケストラの定期演奏会『第1回定期演奏会in三重』チャリティコンサート~愛を込めて音楽を~が、adsホール(松崎町)で3月17日に開催される。
ミュージックセラピーオーケストラは、福祉施設を専門に出張演奏するプロの楽団として2018年に設立。東京都内を中心に年間約250公演を行い、独自にコンサートも催している。楽団員は音大を卒業した若手演奏家が中心で、ミュージックセラピーの名の通り、クラシックはもちろん、ジャズ、懐メロ、童謡唱歌など様々な音楽で、人々に癒しと心に栄養を与えている。
今回、名張で初めての定期演奏会をすることになり、それに三重県立名張高等学校吹奏楽部が賛助出演することになった。同吹奏楽部は昨年8月の三重県吹奏楽コンテストで、見事最高賞の金賞を受賞。今年1月の三重県アンサンブルコンテストでは、金管五重奏と打楽器三重奏が銀賞を受賞する等、渡部綾菜先生の2年間の指導のもと、メキメキ上達している。その実績のため今回のプロとの共演となった。
練習風景の取材に伺った6日、卒業式が終わったばかりで練習の再開はこの日から。曲目はYOASOBIの「勇者」、この曲を練習するのもこの日が初めて。少しの音出し練習の後、いきなり全曲を一通り演奏。その後で部分のパートの確認練習。その後再び全体の演奏に入ると、見事にアンサンブルの整った、リズムに乗った音楽を聴くことができた。にこやかに団員を指導する渡部先生と、団員の集中力、実力の高さを感じた。この日はクラリネットが2人の他は、フルート、アルトサックス、バリトンサックス、オーボエ、ホルン、トランペットがそれぞれ1人。打楽器はドラムセット、ビブラフォン、マリンバ、シロフォン、グロッケンを3人で交互に演奏。合計11人の練習であったが、これにトロンボーン、ユーフォニウム、チューバが加わり14人編成になる。「勇者」の他に「ジブリメドレー」「さくらのうた」など4曲演奏の予定。演奏会全体では、親しみやすい曲が10数曲演奏されるという。
部長の北村友衣菜さん(18・2年)は「プロの方と演奏するのは初めてで、緊張するけれど楽しみでもあります。演奏会まで時間は短いけれど、励んで練習します」と楽しそうに話していた。
演奏会当日の開場は12時30分、開演は午後1時。チケット代は2000円(未就学児無料)となっている。お問い合わせ先は、ミュージックセラピーオーケストラ廣田さん(080・6019・1155)/elena.hirota@gmail.comまで。チケット申し込みは左のQRコードで。adsホールでも扱っている。