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人口減少に立ち向かう 名張商議所新年祝賀会

名張商工会議所の新年祝賀会が1月5日、名張産業振興センターアスピア(南町)であり、北川裕之名張市長始め会員等約150人が出席し、全員で地震の犠牲者に黙とうを捧げて始まった。
亀井喜久雄会頭は挨拶の冒頭、能登半島地震の犠牲者への哀悼と見舞いの言葉を述べ、会場受付に設置の災害支援募金箱の協力について話し、募金は石川県の商議所を通じて被災地に送るという事だった。
続いて亀井会頭は商議所が取り組むべき最重要課題として「人口の維持による地域経済の活性化」の方策を3つ挙げ、1つ目に、結婚しない男女が増え、そのことが少子化や自然減を加速させているとし、結婚しない原因が、経済的事情や出会いの場がないということならば、安定した雇用や暮らしに困らない賃金に、自分たち経済団体が取り組む考えを示した。2つ目に、三重県の転出超過のうち、若い年代の女性の転出が男性の2・5倍となっており、三重県の経済分野のジェンダーギャップ指数が全国46位、フルタイム従業者の男女間賃金格差が最下位の状況に触れ、それが原因なら、経済団体としても積極的に取り組みたいと述べた。3つ目に、外国人の受け入れについて、「安い労働力ではなく、教育や職場、生活環境を整えることで、地域経済を支える人材(人的財産)として受け入れることが重要」とし、ラグビー日本代表チームのように、国籍やルーツの異なる才能ある人材がその能力を発揮して「チーム名張」として活躍する社会を目指すと強く語った。