伊賀線まつり２０２２開催

上野町の実業家・田中善助氏らによる伊賀軌道出願（１９１２年）から10年後の１９２２年７月18日、上野町駅から名張駅（後の名張西駅）間が開通して、今年で１００年を迎える。その間、伊賀神戸・名張間の廃止をはじめ、社名や経営主体の変更、駅の廃止や新駅設置等を行い、現在の公有民営方式での運行を行う伊賀鉄道伊賀線となった。
7月17日には、「伊賀鉄道友の会」などが主催する「伊賀線まつり２０２２」が開催される。２会場に分かれて記念イベントが行われ、鉄道ファン、伊賀鉄ファンの来場が期待される。第１会場となる伊賀鉄道上野市駅車庫（上野丸之内）では、先着５００人にプレゼントを用意している他、線路保守作業に使用されていた２人乗り自転車に乗れたり、運転シュミレーション体験で運転士気分を味わったりできる。第２会場のハイトピア伊賀５階（上野丸之内）では、伊賀線のジオラマやプラレール、大型レイアウトなどの鑑賞や昔の伊賀線車両の部品や写真等の展示、ミニコンサートやキャラクターショーなども行われる。
また、１００周年記念グッズの販売として第１会場では、先月24日販売された時に販売前に行列ができるほどの人気で、即日完売となった「鉄道コレクション伊賀鉄道２００系」Ａセット・２０３編成（赤いラインの東急電鉄カラー）１セット３５００円（写真奥）、Ｂセット・２０１編成（漫画家松本零士氏デザインの忍者列車青色）１セット４、５００円（写真手前）が追加販売される他、記念入場券セットや思い出の伊賀線車両シリーズクリアファイルなど、伊賀鉄ファンにはこの機会を逃しては手に入れることができないかもしれない貴重な品物が用意されている。 　翌18日には、１日限定のヘッドマークを取り付けた記念列車の出発式が上野市駅で行われ、テープカットなどの記念式典の後、11時９分伊賀神戸に向け出発する。なお、伊賀鉄道では、１００周年限定「ＲＹＤＥ ＰＡＳＳ」アプリで購入する伊賀鉄道デジタル１日フリー乗車券３種類（それぞれ沿線観光施設入館無料特典、から揚げサービス付き、食事割引券付きなど）を販売している。
記念イベント開催時間は午前10時から午後３時で、入場無料。お問い合わせ先は、伊賀鉄道忍者市（上野市）駅、電話０５９５・21・３２３１まで。