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元気に水しぶき

名張市の各小学校では、3年ぶりとなるプール水泳の授業が行われ、子どもは元気に水しぶきを上げている。百合が丘小学校(松田和隆校長)では、新型コロナウイルス感染症のため、一昨年、昨年とプール水泳は実施していなかった。今年はコロナ感染患者も減少傾向にあるため、名張市教育委員会の指導により、プール水泳を実施することにした。
しかし、約3年間使用していないプールの底には、泥状の汚物が堆積していたし、プールサイドのコンクリート面も傷んでいた。5月下旬、業者による修理とともに、地元消防団が協力してプール清掃を買って出た。その甲斐あって、プールは見る見る美しくなり、安全な状態でプール開きを迎えることができた。
好天に恵まれた17日、入学以来初めて小学校のプールに入る3年生以下の低学年の児童には、先生から中央が深くなっているプールの構造やトイレの場所、シャワーの使い方などきめ細かく、丁寧な説明があってから準備運動。入水時は、プールサイドに座り足から順番に頭まで水をかけ、後ろ向きにプールの中に入るようにと、先生が模範を示しながら指導。早く中に入りたい子どもたちに、何よりも大切な安全指導を優先する。
見れば学年2学級で60人ほどの児童に対し、担任の他に2~3人の先生、プール内外にボランティアの大人が5名程で子どもたちの様子を見守っている。百合が丘小のボランティアの世話をしている畑和伸さんは「例年プール水泳の見守りボランティアをお願いしているが、ここ2年間中止となったので、今年はどれだけの人に協力していただけるか心配していた。でも、子どものためにとPTA会員さんをはじめ、地域の皆さんに協力いただき、30人以上が参加いただけることになった。毎授業複数人づつ割り当てをさせていただいたがありがたいし、うれしい。子どもたちが安全に、元気にプール水泳を楽しんでほしい」と話した。梅雨の晴間が待ちどおしい。