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名張市各地で地域フェスタ 大盛り上がり

コロナ禍での制限が大幅に緩和され、各地では「地域フェスタ」などの催しが行われ、久しぶりのにぎわいを見せた、清々しい秋晴れが続く11月。
「第3回名張学園祭」(主催:名張地区まちづくり協議会)が6日、朝日公園やadsホールを会場に開催された。名張にゆかりのある人や学校、団体が中心となり、祭りの企画運営をし、名張を盛り上げて行こうという催しで、今年で3年目を迎える。当日は午前10時の開会を待ちきれないほどの人が集まり、朝日公園でのキッチンカーなどに列を作っていた。名張警察署や名張消防署、自衛隊等の協力もあり、子どもたちはパトカーに乗ったり、水消火器で的目掛けて消火活動を行ったり、人工呼吸の仕方を体験していた。
今年はadsホールで名張小学校有志による歌や踊りをはじめ、名張中学校や名張高校、名張青峰高校の楽器演奏などが行われ、保護者や友人をはじめ大勢の人が詰めかけ、盛んに拍手をおくっていた。中でも名張高校生によるファッションショーは同校の文化祭で発表したウエディングドレスショーで、モデルの高校生が舞台に姿を見せるごとに会場は一気に華やいだ。実行委員長の森長まなかさん(名張高3年)は「会が始まるまでドキドキしたが、皆さんの協力のお陰でこのように盛大に開催できて嬉しい。大好きな名張がもっともっと盛り上がるよう、これからも色々な活動に参加していきたい」と笑顔で語った。高校生ら20人ほどで実行委員会を結成し、地域住民の協力を得ながらの催しであったが、今回名張で初めてとなる、会場の様子をスマホで見られるライブ中継やメタバース(インターネット上の仮想空間)配信が行われ、会場に来ることができなかった人もこの催しを楽しめるなど、若者ならではの試みもあり、大変な盛り上がりを見せた。
一方、百合が丘地区では3年ぶりとなる「青蓮寺・百合が丘地域フェスタ、ゆりウオーク&レクリエーション大会」(主催:青蓮寺・百合が丘地域づくり協議会)が5日開催された。同地区では3年前までは、地域住民を対象とした「フェスタ」や「ゆりウオーク」と、高齢者が対象となる「シニアレクリエーション大会」などが個別に開催されていた。しかし、同地区最大のイベントである「夏祭り」も今年まで3年連続で中止となり、地域住民は大変寂しい思いをしていた。こうした中、地域住民の交流の場をとの強い要望に応え、同協議会では、これらのイベントを一つにして実施してはと話し合いを重ね、市民センター内での発表をなくし、屋外のみの催しを開催することにした。午前中は地区内にある「指定避難所」を巡る「ゆりウオーク」をはじめ、市民センターで活動する和太鼓や太極拳、ズンバやヒップホップダンスなどのサークル発表、こま回しやけん玉などの昔遊び、アイマスクや車いすの疑似体験、グランドゴルフやラダーゲッターなどのニュースポーツやレクリエーションを、午後は百合が丘の地域活動に参加する中学生たち・YJCC(百合が丘ジュニアキャンプカウンセラー)が運営の中心となりミニ運動会を開催。会場となった人工芝の美しい「はなの里ホッケー場」は1日中、地域住民など約1500人の笑顔と歓声で包まれていた。奥村和子実行委員長は「2年間こうしたイベントができなくて寂しい思いをしていたが、子どもから大人、高齢者まで大変多くの人に参加いただき嬉しく思う。また、会を支えていただいたスタッフの皆さんにも感謝、大成功です。来年も素敵な企画を考えるのでぜひ参加してください」と話していた。