1. HOME
  2. 今週のトピックス
  3. 小学校図書購入に寄付 名張市美術作家協会

Topics

トピックス

小学校図書購入に寄付 名張市美術作家協会

名張市美術作家協会(板野和郎会長)の「第33回秋季展併チャリティー展」が11月16~19日に、同市元町のイオン名張店3階リバーナホールで開催された。60~90代の男女会員13人による油彩画、水彩画、アクリル画、パステル画など約100点が展示された。毎年春と秋の2回、展示会を開いている。秋はチャリティー展として、売り上げの一部を同市教育委員会に寄贈している。
作品は何れも高い力量を競っていて、見応えがあった。中でも、昨年卒寿記念の個展を開いた杉本禮子さん(90)は、力強い生命力に溢れた油彩の花の絵など5点を出品して、相変わらず創作意欲は盛ん。仲間は「口も元気やで、まだまだ大丈夫や」と祝っていた。
教育委員会に寄付
同会の板野和郎会長(73)、久保照男事務局長(74)、小林芳郎顧問(88)が11月27日、同市教育委員会を訪れ、西山嘉一教育長に寄付金を手渡した。会期中は270人の来場があり、16点で11万2000円の売り上げがあった。うち2000円を次期に廻し、11万円を小学校の図書購入費として寄付することになった。寄付は16~7年程続けている。
板野会長は「小学校の皆さんから手紙を頂戴する。それを読んで背中を押されて、これからの制作の励みになる」と話し、小林顧問は「些少な金額だが、絵の本でも買ってもらって、子どもたちに絵に親しんでもらえたらと思う」と語った。久保事務局長も「このような形をこれからもずっと続けて行ければ」と話した。西山教育長は「長い間お世話になっている。大切に使わせて頂く」と礼を述べた。