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速く・綺麗に・正確に ワインディングコンテスト

三重県立あけぼの学園高等学校のビューティクリエイト部は、㈱レボル主催の「ワインディングコンテスト」全国大会に8年連続で出場し、過去34回優勝している。
今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、地方予選が中止となり、各ブロックで地方予選を通過できるメンバーの絞り込みを行い、それを全国大会の開催にすることとなった。
あけぼの学園高等学校では、校内選抜大会を行い、さらに全国大会基準をクリアしている代表者24人(1人欠席して23人)による「全国大会」を、7日午後4時から体育館で開催した。競技は「5分巻部門」(スクール部門)。これは、11㌢にカットしたマネキンのウイッグに10㍉ロッドを巻きつけ、5分間という時間の中で、いかに「早く・綺麗に・正確に」巻けるかを競うもので、5分間の競技を2回行い、審査を受けるマネキンを卓上に残す。巻き付け本数は25本以上。
今回の出場者は、1年生1人、2年生6人、3年生16人の合計23人(男子3人)。スタートの合図とともに、一斉に手際よく、もくもくと巻き続け、仕上がっていく。日頃の努力と訓練が良く分かる。あっという間に5分が過ぎてしまった。
競技終了後、ビューティクリエイト部キャプテンで3年生の坂本楓華さんの話を聞いた。「はじめは緊張で手が震えたが、自分としては3年間練習してきた成果の手ごたえはあったので嬉しい」東京での全国大会がなかったことについては「本物の美容師が出る全国大会には行きたかった。本場は雰囲気が違うので、体験できなくて残念。これからは国家試験目指して頑張ろうと思う。」と意欲を滲ませながら話してくれた。
翌日の取材によると、一人一人の作品は細部にわたりデータがコンピューターに入力され、即日校内順位が決定した。1位は鈴木こころさん(2年生)、2位は上田嘉穂さん(3年生)、3位は薮井瑠莉さん(3年生)となった。この日の23人のデータは本部に送られ、全国順位は今月28日に決定する。
指導している鴨田公弘先生は「全体のレベルは年々上がっている。高いレベルで何人かが競っている感じ。今日の上位入賞者のうちから全国一が出ると思う」と力強く語った。