名張市地域おこし協力隊就任の川崎さん
竹あかりプロジェクトから観光振興まで
張市地域おこし協力隊[地域ビジネスサポーター]に、神奈川県横浜市出身の川崎智哉さん(24)が1日付で着任し10月11日、市役所で抱負を語った。地域おこし協力隊は都市から過疎地に住民票を移動し、一定期間居住して地域の活性化に取り組む国の制度。
川崎さんは「赤目竹あかりSDGsプロジェクト」のサポートを中心に名張市の観光振興に取り組むのが業務で、竹を活用したイベントや体験型エコツアーの企画・運営や法人化の取り組みと、竹を活用した新たな地域ブランド商品の創造。その他地域資源を生かした体験観光プログラムの企画・運営等が期待されている。
東京の大学では経営学を中心に商業開発や観光産業を学び、授業やサークル活動でイベントの企画運営を経験、アルバイトで地域のごみ処理問題に触れ、環境活動を実践してSDGsに関心を持った。3年生の時長野県で竹あかりの運営を手伝い、自然を活用しているイベントに興味が湧いた。卒業後は化粧品メーカーに就職し、ウエブサイトの運営を担当していたが、観光関係の仕事への想いが断ち切れないでいたところ、名張市の地域づくり協力隊の募集を知り応募した。「赤目竹あかりSDGsプロジェクトには自分の興味ある分野が詰まっており、今までの経験をここで発揮したい」と意欲的に語った。
山下光彦観光交流室長は「名張市観光発展のため、赤目の竹あかりプロジェクトを、地元と赤目四十八滝渓谷保勝会と連携して発展させる要の役割を期待する。また、地域のコミュニティビジネスを立ち上げ、持続可能なものとして育て上げて欲しい」と期待を述べた。任期は来年3月迄だが、最長3年間延長できる。
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