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「立ち止まってられへん」 市議当選の陶山さん

11月10日の伊賀市議会議員選挙で当選の陶山美佐さん(無所属新人・伊賀市桐ヶ丘・56)に、初当選のインタビュー。陶山さんは自分が経営する「名張スタジオ村」で、フィットネスインストラクターをしながら、名張市や伊賀市のフィットネスクラブやジムでも活躍中。いつも笑顔で周囲をハッピーな気分にしてくれる、とても人気のあるインストラクターだ。
伊賀市久米町で生まれ、高校卒業後は大手化粧品会社に就職。体を動かすのが好きでウインドサーフィンを楽しんでいたが、エアロビクスに憧れセントラルスポーツのスクールに入って29歳でインストラクターになった。自分は運動神経に優れているわけでもないが、エアロ、ダンス、トランポリン等々やりたいと思って努力すれば出来るようになる、それが楽しい。「立ち止まってられへん」のタイトルで「笑顔でいると自分の周りの人もハッピーになれる。笑顔に勝るものは無いって思うから私はいつも笑顔なんです」「人生は一度きり、時間は限られているから、楽しまないと損。だから自分がやりたいと思ったことは、全部やろうと思っています」広報名張1月号で陶山さんが語っている言葉である。
一方、高齢化社会を目の前にし、高齢者の健康寿命を伸ばす活動のため、介護予防運動指導員の資格を取り、地域のリーダーをつくる活動もしている。健康寿命を延ばすことは、国や地方公共団体の財政にも寄与することになる、この活動を10年続けている。同じ地域の青山町には、高齢や障害者向けの格好の施設がある、それが青山保健センター。この施設には水深1㍍5㌢で過重な水圧がかからず車椅子も入れる全国でも数少ない特殊なプールがある。このプールを伊賀市は利用者が少なく、お金がかかり過ぎるという理由で3月末に閉鎖。しかも閉鎖を決めた時は市長も担当者も、このプールに医療にも使える特殊な機能があることを全く知らなかった。利用者が少なければ、伊賀地域全体に声をかける等の工夫をするとか、目前に高齢者が増えるのが分かっているのに閉鎖するのはおかしい、と思い9月15日に出馬を決めた。「立ち止まってられへん!」
社会参加で高齢者が、誰かとつながるのが介護予防の第一歩。自分が議員になって、介護予防や認知予防を分かってくれる人が増えればと思う。予防がどんなに大切か、予防方法や準備を伝えていきたい。伝えることで町が元気になれば、要介護の人が減れば、医療費節減につながる。削減した医療費で保健師が乗っている「医療バス」ができればと思っている。伊賀地域は山の中で離れて生活している高齢者が多い。それがコミュニティバスとして必要な箇所を巡回すれば、高齢者は出歩きやすくなる。高齢者が元気になると、お節介なおばあちゃんやおじいちゃんが増える、町が明るくなる。子供たちの見守りにもつながるし、虐待や親の都合で学校に行けない子供たちに年寄りの目が届く。まちづくりの為にも良いことだらけになると思う。「市議になって、これから仲間捜しを始めます」と言って、いつもの笑顔になった。
名張市は昨年6月「ブランドイメージ創出ワークショップ」を開いた。メンバーは数々のグループワークや討議を重ね「何とかなるなる、名張です。」のロゴ造りに至った。このメンバーに陶山さんもいて、終始ワークショップを元気に明るく盛り上げていた。名張にも応援団は多い。

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